■ ID
| 1286 |
■ 種類
| 学会発表 |
■ タイトル
| 東京都市圏における地下水・地下温度環境変化−都市化による地下温度の上昇
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■ 著者
| 宮越昭暢
(独)産業技術総合研究所 林武司
秋田大学 川島眞一
東京都土木技術支援・人材育成センター 川合将文
東京都土木技術支援・人材育成センター 八戸昭一
埼玉県環境科学国際センター
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■ 出版元
| 日本地球惑星科学連合 |
■ 出版年
| 2010 |
■ 誌名・巻・号・年
| 日本地球惑星科学連合2010年大会、平成22年5月26日 |
■ 抄録・要旨
| 本研究では東京都や埼玉県南部においてヒートアイランド現象に代表される都市特有の環境変化が地下環境へ与える影響を評価するため、地下水観測井を使用して地下温度プロファイルを複数回実測し(2000〜2009年)、地下温度分布とその経年変化を把握した。その結果、浅部地下温度の上昇が広く認められ、都市化に伴う地表面温度上昇の影響を受けたものと推測された。地下数十mから地表面にかけて地下温度が増温する逆転部の温度勾配は、郊外よりも都心付近で大きい傾向が認められ、相対的に地下温度の上昇が大きいことを示していた。一方、武蔵野台地西部では、地下温度の上昇は小さいが、逆転部は都心付近よりも相対的に深くなっていた。これは台地西部が広域的な地下水流動における涵養域であることや、飲用水源としての地下水揚水による誘発的な涵養が原因となって、地表面温度上昇の影響がより深部にまで到達したことによるものと考えられた。
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